侍U18が降雨コールドでオランダに勝利 4位以上確定…決勝進出に望みつなぐ
18日米国戦に敗れてもオランダ&メキシコに勝っているため4位以上確定
16日(日本時間17日)に行われた「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(米フロリダ・サラソタ)で高校日本代表「侍ジャパン」U-18はスーパーラウンド第2戦でオランダに1-0の5回降雨コールドで勝利した。これで2勝2敗とし、オランダ、メキシコと対戦成績で下回ることはないため、18日(日本時間19日)の3位決定戦以上の進出が確定した。
悪天候で、2時間50分遅れでのスタート。日本は0-0の3回、8番・藤森康淳内野手(天理)のセーフティバント、9番・海老根優大外野手(大阪桐蔭)の四球で無死一、二塁のチャンスを作ると、今大会1本塁打7打点の浅野翔吾外野手(高松商)が犠打でチャンスメーク。1死二、三塁で2番・黒田義信外野手(九州国際大付)の二ゴロの間に先制点を挙げた。
投げては、今大会2試合でいまだ無失点の川原嗣貴投手(大阪桐蔭)が5回3安打無失点6奪三振と好投。5回が終わったところで、再び雨が降りしきり、降雨コールドとなった。川原は1点を守り切り、今大会3勝目を挙げた。
オランダに勝利してスーパーラウンドの成績を2勝2敗とした日本。17日(同18日)の米国戦に敗れたとしても、対戦成績でオランダ、メキシコを下回ることがないため、ベスト4以上が確定した。前日15日(同16日)の韓国戦に0-8で敗れ、自力での決勝進出の可能性は途絶えたが、米国戦に大勝した場合、3勝2敗で、成績が並んだチームのTQB(Total Quality Balance、得失点率差)で決勝進出の可能性は残されている。厳しい展開に変わりはないが、悲願の世界一へ向け、望みをつないだ。