日本新記録には「6打席で1本」 残り11試合…ヤクルト村上、偉業達成の可能性は
21日は好相性のバンテリンドームで中日戦に臨む
ヤクルト・村上宗隆内野手は、20日の巨人戦(東京ドーム)で、3打数無安打1死球に終わった。王貞治(巨人)の日本人最多記録に並んでから、4試合で足踏み。日本記録の60本まではあと5本。新記録には6本塁打が必要な状況となっている。残りは11試合。村上の偉業達成の可能性を探る。
2013年にバレンティン(ヤクルト)が記録した60本塁打を超えるには、ここから6発が必要となる。11試合で1試合に4打席立つと仮定した場合、残された打席は44打席。9月は13試合で10四球。1試合につき、0.77個のペースのため、11試合で換算すると8四球(8.46四球)もらうことになり、残り36打席程度になりそうだ。61本打つとなれば、6打席に1本が必要となる。
21日にはバンテリンドームで中日と戦う。同球場では本拠地・神宮(22本)に次ぐ7本の本塁打を放っている。今季、中日戦では好調で、セ5球団の中で一番高い打率.383を記録。本塁打も広島戦と並び、13本を放っている。安打も2試合止まっているが、相性の良いチームと球場で、復調できるかがポイントだ。
セ5球団の中で、打率.274と一番苦手としていた巨人戦を全て消化し、残るのはDeNA戦が4試合、阪神戦が3試合、中日戦と広島戦が2試合となっている。対阪神こそ.282だが、残る3球団相手には3割中盤と好相性。量産への期待も高まる。さらに今季は、5打席連続本塁打をはじめ、“マルチ本塁打”を12回記録しており、固め打ちを見せるのも特徴としてある。バレンティンも、56号を放つのには3試合の足踏みがあった。チャンスは限られてきたが、村上が達成する可能性はまだまだありそうだ。
(Full-Count編集部)