ジャッジの歴史的60号が全米を席巻　“神様”に並ぶ快挙に大興奮「信じられない！」

MLB公式大物記者「ジャッジは大差でMVPになるべきだ」

■ヤンキース 9ー8 パイレーツ（日本時間21日・ニューヨーク）

　ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が20日（日本時間21日）、本拠地で行われたパイレーツ戦で今季60号本塁打を放った。ついに1961年にロジャー・マリスが打ち立てたリーグ記録の61本塁打に王手をかけ、米メディアもファンも強烈な盛り上がりを見せている。

　ジャッジは4-8の9回無死から、左中間席中段に飛び込む60号ソロ。史上6人目の大台到達で、“野球の神様”ベーブ・ルースの1927年の記録に並びチーム歴代2位タイとなり、本拠地は総立ちで大熱狂に包まれた。この一発で勢いづいたチームは、スタントンのサヨナラ満塁本塁打で劇的な勝利をおさめた。まだジャッジはこの日打率でもリーグトップとなり、3冠王に躍り出た。

　MLB公式の大物記者マーク・フェインサンド氏は「現時点で、アーロン・ジャッジはア・リーグの三冠王に輝く位置にいる。ショウヘイ・オオタニはアメージングだが、ジャッジは大差でMVPになるべきだ」と断言した。地元放送局「YESネットワーク」の実況マイケル・ケイ氏は「ジャッジは歴史をつくって、このスタントンの打球は歴史そのものだった」と感嘆した。

　殊勲のスタントンも「あれ（ジャッジの一発）で全員に火が付いた、おかげでこの勝利を得られた。彼はまだ終わっていない。これからも彼はみんなのためにショーを見せてくれるさ。60本打った時も『なにかあった？』という感じだった」と明かした。

　ヤンキース公式ツイッターが映像を公開すると、ファンからも「究極の一発！　信じられない！」「現実離れしている」「正真正銘のレジェンド！」「なんてビーストだ！」「素晴らしい。素晴らしすぎる」と賛辞のコメントが相次いだ。

（Full-Count編集部）