侍U-18を圧倒、163キロ高校生が帰国…「すぐ1軍で投げる自信ある」プロ入り心待ち

U-18韓国代表のキム・ソヒョン【写真:川村虎大】
U-18韓国代表のキム・ソヒョン【写真:川村虎大】

日本戦で時速101マイルの剛速球を投げ話題のキム・ソヒョンが帰国

 高校日本代表「侍ジャパン」が3位となった「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」で、話題をさらったのは韓国代表の右腕、キム・ソヒョン投手だった。15日(日本時間16日)に行われた日本戦で、浅野翔吾外野手(高松商)に投げた直球は時速101マイル(約162.5キロ)を記録。そこから4連投して日本との3位決定戦では崩れたものの、強烈なインパクトを残した。20日、大会が行われた米国から帰国したキム・ソヒョンは「すぐに1軍で投げる自信がある」と、次の舞台となる韓国プロ野球での活躍に視線を移している。

 韓国紙「スポーツ朝鮮」が帰国後、仁川空港での模様を伝えている。キム・ソヒョンはこの大会で6試合、10回2/3を投げ2勝1セーブ、防御率5.25に終わった。最後の4試合に連投し「代表チームのエースという役割を果たした」と記事は指摘。その上で「私の失点が多かったが、チームがいい成績を出せてうれしい」という本人のコメントを紹介している。

 大会期間中にソウルで行われた韓国プロ野球のドラフト会議で、キム・ソヒョンはハンファから全体1位指名を受けた。1位指名は予感していたといい「体の状態もいいし、すぐにプレーしたいくらい。すぐに1軍で投げる自信がある」と力強く抱負を口にする。さらに「一旦、少し休もうと思う。韓国に戻ったので来年、いい姿でいい成績を残したい」とプロ入りを待ちきれない様子だ。

 また同紙は別の記事で、ハンファのカルロス・スベロ監督が満面の笑顔で「(キム・ソヒョンに)早く会いたい」と話したことを紹介。「この大会だけでなく、高校時代数年間の投球数もモニタリングしている」としており「若い投手は健康が最優先。キム・ソヒョンに最適のプランを提示したい」と早くも起用プランに頭を悩ませている。

(Full-Count編集部)

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