賛否呼ぶ芸能人の始球式 200万回再生のアイドルから学ぶ“愛され条件”とは?
乃木坂46・秋元真夏さんの一投が「いい始球式の要件を満たしてる」
プロ野球の試合に花を添える始球式。芸能人や話題の人が思い思いの一球を投じるが、中には賛否を呼ぶケースもある。ファンから愛される“いい始球式”とは――。200万回再生を超える大バズりとなったトップアイドルの登板が、愛され条件のヒントを与えている。
4月30日に楽天生命パークで行われた楽天-ソフトバンク戦。試合前の大役を務めたのは、アイドルグループ「乃木坂46」の秋元真夏さんだった。丁寧に方々に礼を繰り返し、バックスクリーン方向を向いてセット。間違いに気付いて恥ずかしそうに回れ右すると、目一杯投じて笑顔を振りまきながらマウンドを降りた。
一部始終が「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeで公開されるや、再生回数はうなぎ上り。5か月たった今もじわりと伸ばしており、220万回再生を超えている。秋元さん自身の愛らしさもさることながら「120点の始球式でした」と絶賛の声が相次いでいる。
好感を呼ぶひとつの要因として、ファンが注目するのが“試合へのリスペクト”。あくまで主役はこれからから始まる試合であり、選手。マウンドを荒らさないようにする配慮はもちろん、自らが無理に目立とうとせずにすぐ投げ、終わったらすぐに退場。無駄に“長居”することなく、キビキビとした動きが逆にまぶしく映る。
礼儀も忘れない。投げる前後に関係者や観客に深々とお辞儀。ボールの良し悪しは別にして、懸命に投じている。そして何より、緊迫するゲーム直前の清涼剤的役割を果たした“くどくない”ひと笑いも誘っている。ファンから「いい始球式の要件を満たしてる」「始球式としては完璧」とのコメントが寄せられると、多くのいいねが集まった。
役割をわかった上で目立ちすぎず、物足りすぎず、全力を尽くした秋元さん。結果的に“主役級”の注目を集めたのは、さすがのトップアイドルか。試合前とはいえ、始球式にも多くの視線が注がれているのは間違いない。
(Full-Count編集部)