次なる“大谷候補”は？　球速163キロ＆打球速度171キロ…米誌が予想した4選手

カージナルスのウィン内野手はフューチャーズゲームで100.5マイルを投じた

　次に挙げたのが、グリーンと同じく二刀流で指名されたカージナルスのメイシン・ウィン内野手だ。「パワーはウィンの強みではないが、彼はベストの状態で106マイル（以上）の打球を打つことができる。投げることに関しては、彼はフューチャーズゲームで遊撃手として、100.5マイルのスローを記録した」と、未来に101マイル/106マイルを達成できるのではないかと予想している。

　パイレーツのバッバ・チャンドラー内野手も候補の1人だ。2年目の今夏は、マイナーでDHとして打席に立ち、106マイルの安打を放った。「101マイルを投げられるかについては、今のところノーだ。しかし、Low-Aでは99.4マイルを記録している。だから、いつか101マイルに触れることができるかもしれない」とした。

　4人目は今夏のドラフトでジャイアンツから1巡目（全体30位）で二刀流として指名されたレジー・クロフォードだ。現在は、トミー・ジョン手術からリハビリ中だが、手術前は99マイルを投げており、「今後の成長次第で、達成できる可能性がある」と予想した。

　ただ、記事は「これらの4人の候補者が、オオタニの偉業に並ぶ可能性はかなり低い」と締めている。「オオタニは、日本で二刀流をやってのけたとはいえ、これまでのところMLBチームが投手と打者の二刀流選手をうまく育成することはできなかった」。エンゼルスで同僚のマイケル・ローレンゼン投手や、ジャレッド・ウォルシュ外野手も二刀流としてプレーしたが、投打双方でプレーし続けることはできなかった。大谷のように二刀流でハイレベルなプレーを見せることは他の選手には難しいと結論付けている。

（Full-Count編集部）