鷹・明石健志が今季で現役引退 球団発表、プロ19年目の野手最後のダイエー戦士
2003年のドラフト4位でダイエーに入団し、今季がプロ19年目だった
ソフトバンクは23日、明石健志内野手が今季限りで現役を引退すると発表した。2003年のドラフト4位で山梨学院大附高から入団。今季は通算1000試合出場を達成したものの、ここまでわずか21試合の出場にとどまり、19年間の現役生活に終止符を打つことを決めた。
まだダイエー時代だった2004年に入団した明石は類い稀な身体能力の高さを武器にルーキーイヤーから1軍で出場。2年目以降、故障に悩まされたものの、2012年には川崎宗則の移籍に伴い、主に遊撃手としてキャリア最多の135試合に出場した。同年7月の日本ハム戦で記録した1打席19球は今もNPB最多記録になっている。
その後も故障と戦いながら、内野のユーティリティとして、チームに欠かせない存在としてプレー。近年は持病となっていた腰痛とも戦いながら、2019年4月25日のオリックス戦で自身初のサヨナラ本塁打を放ち、バック宙でホームインしてファンを熱狂させた。
ただ、99試合に出場した2019年を境に、出場機会は減少。2020年は63試合、2021年は57試合の出場にとどまり、ファーム暮らしが続くように。若手の成長、台頭もあって、今季もここまで21試合の出場に終わっていた。野手では最後のダイエー戦士だった明石。19年間着てきたホークスのユニホームを脱ぐ。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)