大谷翔平に憧れ&追随する選手急増 U-18制覇…米国にいた2人の逸材二刀流

U-18米国代表のブライス・エルドリッジ(左)とマックス・クラーク【写真:川村虎大】
U-18米国代表のブライス・エルドリッジ(左)とマックス・クラーク【写真:川村虎大】

全米No.1有望株のクラークは大谷が「お気に入りの選手だ」

 そして、2023年の全米の高校生No.1プロスペクトとも言われているクラーク外野手も大谷に憧れを抱くひとりだ。大会では打率.280(25打数7安打)だったが、オープニング(予選)ラウンドのカナダ戦で5回に貴重な同点2ランを放ち、決勝では3安打の固め打ち。大事な場面での活躍が光った。

 今大会では外野に専念したものの、所属したフランクリン・コミュニティ高では投手も兼任。鋭いカーブを武器にする。大谷については「今お気に入りの選手の1人だ」と語り、プレーを参考にすることも。将来も「(大谷みたいになれたら)最高にいいね!」と話す。

 日本は米国とスーパー(決勝)ラウンド最終戦で対戦。米国はサヨナラ逆転勝ちを収めて決勝進出を決めた。エルドリッジは「チームとして戦っていたし、難しい試合だった」と話し、クラークは「エネルギーを感じるチームで、一番の難敵だった」と振り返った。2人がドラフトで指名されるのは2023年以降。大谷がメジャーで活躍してから、メジャーでは「Two-way-player(二刀流)」でドラフト指名される選手も出てきている。将来、どのような成長線を描いていくのか。17歳の大器を期待せずにはいられない。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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