“神対応”の少年が「素晴らしい」 生涯一度だけの記念球を巡るドラマが「心温まる」
一度は手にしたオリ・野口のホームランボールをすぐに返した少年ファン
■ロッテ 13ー5 オリックス(22日・京セラドーム)
22日に京セラドームで行われたロッテ戦で初本塁打を放ったオリックスのドラフト2位ルーキー野口智哉内野手。記念のホームランボールを野口の元に戻したスタンドの少年の“神対応”に、ファンも「なんて素晴らしい」「清々しいほどの大人の対応」と喝采だった。
9点ビハインドの7回だった。無死二塁で代打として打席に立った野口は、唐川の投じたインコース低めへのカットボールをフルスイング。打球は右翼ポール際のスタンドへと飛び込んだ。関大からプロ入りした野口にとっては166打席目で飛び出した嬉しいプロ初本塁打になった。
この記念のホームランボール。一度はロッテの右翼・山口がスタンドの少年オリックスファンに投げ渡した。だが、これがプロ初本塁打の記念球と分かると、少年はすぐさまグラウンドの山口に向けてボールを返した。一塁塁審を経て、野口の手元に記念のボールが戻っていった。
「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeは、この一連の流れを「【ありがとう少年】野口智哉『待望のプロ初ホームラン!! 記念球の行方は…』」として公開。心温まるシーンに、ファンからも「素晴らしい少年」「心が洗われる」「一連の流れが平和」と、称賛の声が多数寄せられていた。