大谷翔平、“クアドラプル100”の期待大 98打点ペースも11戦打率.350&5打点と好調
100打点超えなら計4部門での「クアドラプル100」達成となる
■エンゼルス 10ー3 ツインズ(日本時間26日・ミネソタ)
エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地・ツインズ戦に「3番・指名打者」で先発出場した。初回に中前打を放ち、自己最長に並ぶ11試合連続安打を記録。9回の左前適時打で4試合ぶりマルチ安打をマークした。今季最長13試合ノーアーチとなったが、5打数2安打1打点で打率.271。チームの大勝に貢献した。
大谷に新たな偉業の期待が高まってきた。2点リードの9回無死二塁、剛腕メギルの159キロを逆方向へ。3試合連続タイムリーで今季93打点に伸ばした。シーズン98打点ペースだが、連続試合安打中の11試合は40打数14安打の打率.350、5二塁打、5打点をマーク。最近42試合のうち32試合で安打を記録し、今季38度目のマルチ安打はチームトップの好成績だ。
2番・トラウトは9月に打率.308、9本塁打、19打点。1番を打つことが多いレンヒーフォも9月に打率.290、4本塁打、10打点と好調をキープしており、大谷は塁上に走者を置いた場面で打席に立つことが多くなりそうだ。フィル・ネビン監督代行は「彼には(100打点に)到達してもらいたい。まだ時間も少し残っている。本当にいい打撃をしている」と期待を込めた。
ここまで投手で153回、203奪三振を記録し、打者では149安打。100打点超えなら計4部門での「クアドラプル100」達成となる。メジャー初の規定投球回の到達と共に大きな期待を背負って、ラスト9試合に臨む。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)