ジャッジ、61年ぶりリーグ記録61号 ついに出た8戦ぶり爆速189キロ弾…敵地も総立ち
「1番・DH」で出場、7試合アーチなしの足踏みも待望の一発
■ブルージェイス ー ヤンキース(日本時間29日・トロント)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が28日(日本時間29日)、敵地でのブルージェイズ戦に「1番・指名打者」で出場し、8試合ぶりの一発となる61号2ランを放った。1961年にロジャー・マリスが打ち立てたリーグ記録に並び、スタンドは総立ちで大熱狂に包まれた。
待望の瞬間は7回無死一塁にやってきた。フルカウントから捉えた打球は、高々と上がって左翼フェンスを越えて着弾。打球速度は、自身の今季本塁打では最速の117.4マイル(約188.9キロ)、飛距離は394フィート(約120.1メートル)だった。
歴史的な一発に、ジャッジはわずかに感情を出し、ダイヤモンドを一周。敵地もスタンディングオベーションで迎える中、ベンチでチームメートと抱き合って快挙を噛み締めた。
20日(同21日)のパイレーツ戦で60号の大台に到達。チームは22日(同23日)にプレーオフ進出を決めるも、アーチは足踏みした。前日27日(同28日)には4打席連続で四球となるなど際どい勝負をされる中、ついにメジャー史に名を刻んだ。エンゼルス・大谷翔平投手とのMVP争いは熾烈を極める中、どこまで記録を伸ばすのか多くの視線が注がれている。