DeNA助っ人はCSの“秘密兵器” 7回零封で先発名乗り…三浦監督「候補の1人」
DeNAのガゼルマンは中日相手に7回85球で3安打無失点
■中日 1ー0 DeNA(28日・横浜)
DeNAは28日、本拠地・横浜スタジアムで最下位・中日に0-1の零封負けを喫した。とはいえ、既に2位は確定済み。10月8日に開幕するCSへ向けてどう調整するかが、残り試合での最大のテーマだ。そんな中、シーズン途中入団のロバート・ガゼルマン投手が先発して7回無失点の快投を演じ、CS先発要員入りを引き寄せた。
決して派手なタイプではないが、粘り強い。ガゼルマンは2回、先頭の4番・ビシエドを三塁手・宮崎の失策で出塁させたのをきっかけに、1死満塁のピンチを背負うも、8番・石橋を148キロのツーシームで詰まらせ、定位置より浅めの右飛に。三塁走者・ビシエドが強引に本塁へ突入したが、右翼手の楠本泰史外野手が正確なワンバウンド送球で刺し、相手に先制を許さなかった。
4回にも、先頭の阿部を四球で歩かせたが、続くビシエドを内角低めのツーシームで詰まらせ、三ゴロ併殺に仕留めた。「ツーシーム、スライダーを中心にゴロを取れたし、野手の方がいいプレーをしてくれてリズムに乗ることができた。カーブの精度は良くなかったので、しっかり修正して次回に備えたい」と右腕は冷静に振り返った。
7回を85球で3安打3四死球無失点に抑えた内容を、三浦大輔監督は「ストライクゾーンの中で微妙にボールを動かしながら低めに集め、ゴロを打たせた。四球もあったが、3ボールからカウントを立て直すこともできていた。崩れる心配はないと思って見ていました」と絶賛。「非常に楽しみな投球をしてくれた。(CS先発陣入りへ)十分候補の1人と考えています」と明言した。