DeNA助っ人はCSの“秘密兵器” 7回零封で先発名乗り…三浦監督「候補の1人」
三浦監督「打者の反応を見ながら自分の投球をしている」
ガゼルマンは今年7月、カブス傘下の3Aを自由契約となりDeNA入り。8月27日・ヤクルト戦での1軍デビューは、中継ぎで1回4失点と打ち込まれファーム落ちとなったが、先発として1軍に戻るや、今月13日の中日戦で7回3安打無失点で来日初勝利。先発の適性を実証した。
先発した3試合中、2試合が中日戦で、計14イニング無失点と付け入る隙を見せなかったが、9月21日の巨人戦は5回1/3、2失点という微妙な内容。得意の中日は既にCS進出の可能性が完全に断たれており、この後対戦することはないところが少し気になる。それでも三浦監督は「もちろん相手が変われば変わる部分もあるかもしれないが、打者の反応を見ながら自分の投球をしてくれているのでね……」と信頼を口にした。
三浦監督が指揮官として初めて臨む短期決戦で、今季11勝の大貫晋一投手、10勝の今永昇太投手、8勝の浜口遥大投手までは先発として計算が立つ。ガゼルマンは石田健大投手、上茶谷大河投手らと優先順位を争うことになりそうだ。コロナ禍で選手層が手薄となった時期に緊急補強した助っ人は、ポストシーズンで救世主的な仕事をやってのけるかもしれない。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)