エ軍266億円男の早期回復は“希望” 5試合以上を残して復帰の理由「来季の方が重要」
復帰のレンドンは“5試合出場停止”を今季中に消化できる
右手首を手術した影響で戦列を離れていたエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が28日(日本時間29日)、60日間の負傷者リストからメジャー復帰した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、同内野手に課されている“5試合出場停止”を今季中に消化し、来季開幕から出場できることはエンゼルスにとって大きいと伝えている。
2020年から7年総額2億4500万ドル(当時266億円)でエンゼルス入りした32歳のレンドンは6月に右手首を手術。その時点では今季絶望と見られていたが、当初予定より早く回復したようだ。ただ、6月のマリナーズ戦での乱闘騒ぎの影響で、5試合の出場停止処分が課されており、実戦復帰は10月3日(同4日)の敵地・アスレチックス戦となる見込みだ。
エンゼルスは既に今季プレーオフ進出を逃しているため「来季序盤の試合の方がはるかに重要だ」と記事は解説する。来季は大谷翔平投手がFAとなる前の最後の年。近い将来、チームが売却される可能性がある中で迎える2023年は「エンゼルスの転換点になるかもしれない」と説明する。その意味でも来季開幕からレンドンが出場できるのは大きい。
マイク・トラウト外野手、大谷、レンドンを擁しながらエンゼルスが勝ち越したのは2015年が最後で、ポストシーズン出場は2014年が最後。大谷はチームを去る可能性があり、新オーナーは現状では決まっておらず2024年以降は不透明なだけに「来季のエンゼルスには“有終の美”のような空気が流れるかもしれない」とも指摘している。
こうした背景の中、戦列復帰したレンドン。エンゼルスとの契約は2026年まで残っている。「彼もチームも、来季以降は健康な状態でシーズン送れるよう期待しているに違いない」と記事は結んでいる。
(Full-Count編集部)