大谷翔平、ノーノーは「気にしていましたけど…」 快挙逃すも8回10K無失点15勝
シーズン規定投球回まであと1回「今日終われれば本当はよかった」
■エンゼルス 4ー2 アスレチックス(日本時間30日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われたアスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場。8回2死まで無安打無失点の快投を演じるなど、8回2安打無失点10奪三振で15勝目を挙げた。ノーヒットノーランについては「狙ってはというか気にはしてましたけど、それよりは走者を溜めないように、4点差だったのでなるべく走者を溜めないようにとは考えていました」と振り返った。
大谷は初回、先頭に四球を与えたが最後はマーフィーを三ゴロ併殺に打ち取り3人で終えると、2回以降は相手打線を全く寄せ付けなかった。4回は圧巻の3者連続三振。6回はわずか9球で封じた。日本人3人目の快挙まであと4人とした8回2死からカペルに遊撃内野安打を許したが、8回まで2安打無失点だった。安打を許した場面には「2ストライクの後にちょっと高く入ってしまったのでしょうがないかなという感じ。2死だったので三振で回を終えることができればもっとチームに最後もいい流れをもってくることができた」と話した。
本拠地最後の登板で快投を演じ、MVPコールも沸き起こった。「できれば9回投げ切って応えたかったというのが正直なところでしたけど、勝ててよかったと思います」と大谷。これでシーズン規定投球回(162)まであと1回として、既に到達している規定打席との“W到達”もほぼ確実。「今日終われれば本当はよかったんですけど、球数も最後かさんでしまったので最後あまりよくなかった。次の登板に向けてまた頑張りたいなと思います」と次回登板を見据えた。
またバットでは連続試合安打を自己最長の14試合に伸ばすなど、今季40度目のマルチ安打。「打球上がってないなというのはあるんですけど、それでもコンタクトしっかりできているので、そこはいいところじゃないかなと思いますし、甘い球がきたときにもっと長打を打てる準備ができればもっともっと数字も上がってくるんじゃないかと思います」と話した。
(Full-Count編集部)