大谷翔平の“冷静回答”に米メディア爆笑 MVP争いは「記者の皆さんの方が詳しい」
9勝&46HR→15勝&34HR「去年よりも自信を持ってプレーしている」
■エンゼルス 4ー2 アスレチックス(日本時間30日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地・アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季15勝目を挙げた。8回2死から初安打を許して自身初のノーヒットノーランはお預けとなったが、自己最長タイ8回を投げて10奪三振2安打無失点と好投した。バットでも4打数2安打1打点。チームは4連勝を飾った。
初回、先頭・ケンプを四球で出してから安定感抜群だった。8回2死、カペルに遊撃内野安打を許して快挙達成はお預けとなったが、本拠地ファンを熱狂させた。ノーヒットノーランについて、「ゲームが始まる前はそのぐらいの気持ちで投げていますし。毎試合そういう気持ちで投げています。正直、でき的にはあまり良くなかったですし、スライダーが良かったところかなと思うんですけど、正直8回まで投げられるかは。調子自体はそこまでだったかなと思います」と振り返った。
話題はヤンキース・ジャッジとのMVP争いにも及んだ。「それに関しては記者の皆さんが詳しいかなと思うので」と答えると、米メディアは爆笑。「1試合1試合やることをやっていきたいなと思いますし、ジャッジ選手に関しても楽しみに見ているので。61本目も見ましたし、1ファンとして楽しみにしています」と表情を引き締めた。
昨季は9勝&46本塁打で満票MVPを獲得。今季も15勝&34本塁打と二刀流でフル回転している。「明らかに今年の方が全体的な数字はいいですし、自分でプレーしている感じも去年よりも自信を持ってプレーしているので。去年MVPを取りましたけど、それよりいいシーズンを送れているのは自信にしていいんじゃないかなと思います」と胸を張っていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)