大谷翔平は「打者を支配していた」　敵将脱帽…ノーノー阻止は「我々にもプライド」

コッツェイ監督「誰もノーノーを経験したくない」

■エンゼルス 4ー2 アスレチックス（日本時間30日・アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手は29日（日本時間30日）、本拠地で行われたアスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で出場。投手では8回2死まで無安打の快投を演じ、8回2安打無失点10奪三振で15勝目を挙げた。アスレチックスのマーク・コッツェイ監督は「コンビネーションを使って打者を支配した」と脱帽の様子。8回に内野安打を放ちノーヒットノーランを阻止したコナー・カペル外野手は「とにかく戦おうと思った」などと振り返っている。

　米メディア「NBCスポーツ・ベイエリア」によると、コッツェイ監督は「どんな投手でも、あのような感じで成功を収めるとどんどん自信と活気が出てくる」と論評。「直球はあまり投げてなかった。早い段階でスライダー、カッター、スプリットを使って打者を支配し、ストライクゾーンの低めに集めた。カぺルが打つまではとてもチャレンジだったよ」と振り返った。

　8回2死でカペルが安打を放ってノーヒットノーランは免れた。「我々にもプライドがある。誰もノーヒットノーランを経験したくはない。チームが団結して、オオタニをマウンドから降ろすことができた」と述べている。

「6番・右翼」で出場したカペルはスライダーを三遊間に飛ばして内野安打。今季カージナルスでメジャーデビューし、9月にアスレチックスに移籍した25歳は「彼はスライダーが良かった。打席に立ってとにかく戦おうと思った。いいスイングをしようと考えた」と一矢を報いた一打を振り返っていた。

（Full-Count編集部）