残り1試合で“大逆転”も…打点は三つ巴、最後まで目が離せないパ個人タイトル争い

西武・山川穂高、オリックス・吉田正尚、楽天・浅村栄斗【写真:小池義弘、町田利衣、荒川祐史】
西武・山川穂高、オリックス・吉田正尚、楽天・浅村栄斗【写真:小池義弘、町田利衣、荒川祐史】

残り1試合で山川が90打点で1位…吉田正が88、浅村が86で続いている

 パ・リーグの2022年レギュラーシーズンは2日に全日程が終了する。優勝争いは大混戦で最終戦にもつれ込んだが、個人タイトル争いでも激戦の部門がある。3選手が「4差」にひしめく打点は最後の最後まで目の離せない展開になりそうだ。

 パ・リーグは各球団が142試合を消化。2日に行われる3試合で全日程が終了する。個人タイトルで混戦になっているのは打点だ。1日のソフトバンク戦でサヨナラ41号2ランを放った西武・山川が90でトップ。オリックス・吉田正が88、楽天・浅村が86で最終戦を迎える。

 山川と浅村の争いと見られていたが、吉田正が9月に入って猛追。21試合で23打点をあげて2人の争いに割って入った。ホームラン王を手中にしている山川は1日のサヨナラ2ランで41発&90打点。ホームランキングは確定しており、このまま初の2冠なるか。もしくは昨年まで2年連続首位打者の吉田正が新たな勲章を得るか、浅村が逆転で4年ぶり3度目の打点王となるか、注目される。
 
 混戦だった最多セーブは、32セーブをあげている楽天・松井裕の3年ぶり2度目載冠が確定した。1差31セーブの西武・増田は1日のソフトバンク戦にセーブシチュエーションで登板するも同点に追いつかれた。ただ、松井裕に並ぶ可能性は残されている。最優秀中継ぎは西武の2年目右腕・水上が35ホールドポイントで確定。同僚の西武・平良、楽天・西口が1差で追う状況で最終戦を迎える。

 打撃では打率は日本ハム・松本剛、最多安打は楽天・島内、盗塁はロッテ・高部、最高出塁率はオリックス・吉田正で確定。投手ではオリックス・山本由伸が昨年に続いて勝利、防御率、奪三振、勝率の“4冠”を確実にしている。

(Full-Count編集部)

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