山本由伸、2年連続の「投手5冠」達成 複数回達成はプロ野球史上初…パ全日程終了

オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

今季26試合に先発し、15勝5敗、205奪三振、防御率1.68の成績を残した

 パ・リーグは2日、レギュラーシーズンの全日程を終了した。個人タイトルも確定し、オリックスの山本由伸投手が最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率に輝いた。これに最多完封も加えた「投手5冠」を2年連続で達成。複数回達成はプロ野球史上初となった。

 プロ6年目の山本は今季26試合に先発し、15勝5敗、205奪三振、防御率1.68の成績。勝利数では高橋光成(西武)、防御率、勝率では千賀滉大(ソフトバンク)、奪三振では佐々木朗希(ロッテ)との争いを制して、それぞれ単独でのタイトルを決めた。完封は2つで加藤貴之、伊藤大海(日本ハム)、大関友久(ソフトバンク)と並んでトップだった。

 日本プロ野球でこれまでに「投手5冠」を達成したのは、1937春の沢村栄治(巨人)、1938年秋のスタルヒン(巨人)、1943年の藤本英雄(巨人)、1954年の杉下茂(中日)、1959年の杉浦忠(南海)、1981年の江川卓(巨人)、2006年の斉藤和巳(ソフトバンク)に昨年の山本を加えた8投手。複数回達成はプロ野球史上初となった。

(Full-Count編集部)

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