プロの壁「ここまで捉えられないのか」 同級生の打球に焦り…ロッテ・西川僚祐、2年目の成長

ロッテ・西川僚祐【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・西川僚祐【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

イースタン打率2位で今季終了、8月には打率.386で月間MVP

“未来の4番”を狙う大砲候補が、2軍で研鑽を積んでいる。ロッテの20歳・西川僚祐外野手はイースタン・リーグで打率2位の.276、8本塁打48打点の成績で2年目のシーズンを終えた。8月には打率.386で月間MVPも受賞。「やっと自分の中で掴んできた」と充実感を漂わせる。

 ルーキーイヤーの昨季は2軍で打率.157、3本塁打15打点。東海大相模高では1年時から4番を任され、2020年ドラフト5位で入団。高校通算55本を誇るスラッガーも、プロの壁を味わった。「ここまで真っすぐと割り切っても、一発で捉えられないのかと、プロの違いを感じました」。今季も6月中盤までは打率は1割台。試行錯誤する日々だったが、7月以降は手応えを掴み始めた。

 練習する中でふと、高校時代のバッティングを思い出した。「2年の秋にハマった打ち方、左の股関節に乗せるというのがパッと浮かんで、あの時良かったから試してみようと思って。イメージしてやってみたら結構合ってきたんです」。

 重点を置いたのは軸足ではなく、前足。「構える時は左の股関節に合わせて、足を上げたら右に移動する。そうしたら体の真ん中でボールを打つことができて、それを意識したらポイントが合うようになってきました」。7月以降は打率を上げ、8月には月間打率.386、3本塁打14打点を記録。1軍出場はならなかったが、リーグ2位の打率をマークしてシーズンを終えた。

同期入団・山本の能力に焦り「このままだとどんどん差を付けられる」

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