大谷翔平の“勝ち越し打”防いだ美技が「素晴らしかった」 指揮官が相手に脱帽
延長10回にトラウト申告敬遠→勝負挑まれ中堅に大飛球も…
■アスレチックス 2ー1 エンゼルス(日本時間5日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地でのアスレチックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、19試合ぶりの無安打に終わった。延長10回には大飛球を放って勝ち越し打になると思われたが、相手の中堅手が超絶プレーで阻止。フィル・ネビン監督代行は試合後「ショウヘイの打球に対して(相手の)素晴らしいプレーだった」と脱帽した。
初回1死一塁の第1打席は左飛。3回2死では右上腕に死球を受け、苦悶の表情を浮かべる場面があった。最終登板を翌日に控えて心配されたが、出場を続行。3打数無安打で迎えた延長10回にチャンスが巡ってきた。2死三塁でトラウトは申告敬遠。一、三塁となって勝負を挑まれた大谷は強烈な打球を放ったが、中堅のブラウンが大キャッチ。敵地は大歓声に包まれた。
試合はその裏に1死満塁の大ピンチを招き、最後は押し出し四球でサヨナラ。シーズン最終戦を前に力の抜ける敗戦となったが、指揮官は「僅差のゲームだった。色々なことが起きる。時には勝つが、時には負ける。自分たちにもチャンスがあった」と前を向いた。
(Full-Count編集部)