大谷翔平、エ軍43億円合意に初言及「活躍して当たり前」 長期の契約延長は「まだ何も」
エ軍との長期契約については「何もまだ話していない」
■アスレチックス 3ー2 エンゼルス(日本時間6日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地で行われたアスレチックスとの今季最終戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、史上初の“ダブル規定”に到達した。メジャー5年目の今季は15勝&34本塁打と二刀流でフル回転。「全体的には良かったと思いますけど、もちろん今日で終わってしまうのは不本意なところではある。本来ならば、ここからがスタート、本番ぐらいの感じで行ければいいですけど。それを目指して頑張ります」と振り返った。
1日(同2日)にエンゼルスと年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約で合意したことが発表された。年俸調停権を持つ選手では異例の早期決着となった。「早い段階で、球団といい関係を築けたのは1ついいことだなと思います。多くもらうからには活躍して当たり前なところがあると思うので。その分、来年しっかり頑張りたいなと思います」と責任感を口にした。
今オフに長期契約で延長する可能性についても問われたが、「何もまだ話していないというか。もちろん契約自体も来年の契約が決まっただけなので。それ以降のことはまだ何も話してはいないですね」と話すにとどめた。「(早期の契約合意は)WBC云々に関しては全く関係ないですかね。いろいろな理由がもちろんありますけど。結果的に早く良い契約ができたというのは、お互いにとって、球団も自分自身にとっても、来季を見据える上で良かったんじゃないかなと思います」と話した。
2018年のメジャー移籍後はポストシーズンへ出場できていない。エンゼルスについては「今年台頭した選手もいますし、もちろんみんなが活躍できれば十分チャンスはあるかなと思います。自分自身も含めて、思うようにいかない時に、それをカバーする選手が出て来れば、もっといいチームになると思います」と思いを打ち明けた。
昨季終盤に「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」「このままでは勝てない」と勝つことへの燃える思いを明かしていた。「勝ちたいなっていうのが一番なので。ここからが本番だというぐらいの気持ちでプレーできるように頑張りたいなと思います」。いずれにしても勝利を求める姿勢に変わりはないようだ。
(Full-Count編集部)