大谷翔平が分析する“本塁打減”のワケ 46本→34本は「ボールの影響がちょっと強い」
「もっと数字残る」シーズン総括で今季の打撃を自ら語る
エンゼルスの大谷翔平投手が、5日(日本時間6日)のアスレチックス戦で今季の全日程を終えた。今季の総括会見に臨んだ大谷は、昨季の46本から34本に本塁打が減少した理由について「ボールの影響がちょっと強いかな」と、シーズン中に話題となった“飛ばないボール”への変更が影響したと語っている。
大谷の今季の打撃成績は打率.273、34本塁打、長打率は.519だ。昨季は最後までア・リーグの本塁打王を争い46本塁打。打率は.257と今季より低かったものの、長打率はメジャー全体で見ても4位となる.592に達していた。
今季の打撃の取り組みについて大谷は「打率の面で3割近く打てるようなイメージでシーズン前は行こうと思っていた。そのなかで本塁打がどれくらいでるのかなというのが、ひとつチャレンジではありました」と、打率アップを目指していたと振り返る。
その結果となる成績が出たことで、本塁打が減った理由についても「どうですかね。フェンス手前で失速するような打球が少し目立ったので、そこがもうひと伸びすればどっちも伸びてくるんじゃないかなと思います」と分析してみせる。
“最後のひと伸び”が足りなかった理由については「逆方向の打球に関しては、ボールの影響がちょっと強いかなと思います」とした。「スピンの効いた打球は、飛ばない印象が強かったので。逆に引っ張ったような打球は、それほど変わらないかなという印象はありましたし、逆方向のスピンのきいた打球がもうひと伸びできるフィジカルだったりとか、スイングの強さがあれば、もっともっといい数字が残るかなと思います」と、さらなる進化を誓っていた。
(Full-Count編集部)