大谷翔平の“多才さ”に前指揮官も感服 起用考えた外野守備は「ゴールドグラブ級」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ジョー・マドン氏は2020年から今季途中までエンゼルスの指揮を執った

 2020年から今季途中までエンゼルスを指揮したジョー・マドン前監督が、大谷翔平投手について語った。二刀流を「最も仕事がしやすい人」と話し、外野守備についても「ゴールド・グラブ級だ。それくらい才能豊かだ」と明かした。

 ポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ・ポッドキャスト」に出演し、司会者で「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏から「ショウヘイのようにタレントがある選手をどのようにマネジメントしましたか?」と聞かれたマドン前監督。「今まで関わってきた中で、(大谷は)最も仕事がしやすい人です。今となっては当たり前のように聞こえるが、当時は当たり前ではなかった。『不可能だ』とか『怪我させる気か』とかね」と当初は二刀流での起用に疑問の声があったという。

 それでも「2021年のスプリングトレーニングで私とペリー(ミナシアンGM)は、オオタニに『ルールはない。君と私は毎日話し合うことにしようじゃないか』と伝えた。彼が次の日どうしたいのかについて、毎日話し合うことになった。休養が必要なら与えたし、行ける状態なら行かせた」と話し合いを重ねた。

「彼が唯一私に訴えたのは『脚が疲れてきたら心配だ』と。私は『分かったよ。脚の状況が悪いときは休ませるから伝えてくれ。登板の日に打ちたくなかったり、登板日前後の試合に出場したくなければ、教えてくれ』と言った。だけど彼は準備をしっかり済ませていた。そして出場時は走りたがっていた。盗塁をしたがっていたんだ。彼は唯一無二の存在だ」

 さらに高い守備力についても明かした。投手兼指名打者での出場がメインだが「外野も問題なく守れる。トラウトが(怪我の影響で)外野の守備が出来なかったとき、私はショウヘイに外野を守らせて、トラウトを指名打者として起用したかった。彼(大谷)はできるから、しかもハイレベルでね。バッティング練習でボールを捕球する姿は、ゴールド・グラブ級だ。それくらい才能豊かだ」と絶賛していた。

(Full-Count編集部)

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