ダルビッシュ、PO5年ぶり白星から一夜明け軽めの調整 コーチらと意見交換も
前日のメッツ戦では右足を負傷するも7回1失点
前日7日(日本時間8日)のワイルドカードシリーズ初戦で、7回を1失点に抑えプレーオフ5年ぶりの勝利を挙げたパドレスのダルビッシュ有投手は、一夜明けた8日(同9日)、敵地のシティ・フィールドで軽めのキャッチボールで調整を行った。メッツ打線を翻弄した快投では、足の親指側面付近を痛めたが、アップシューズを履き外野の芝の上で軽やかなフォームから約8分間投げた。
キャッチボール後、ボールを受けた戦術分析担当のサマービル・コーチ補佐とニエブラ投手コーチを交えて意見交換を行い、フィールド上での約10分間を締めくくった。
この日の朝、自身のツイッターで展開する「ダルビッシュの言いたい放題ライブ」を更新。その中で違和感を覚えたボールとマウンドについて言及。「ボールがツルツルでマウンドが固くシャーザーも投げにくかったはず」と、5回途中7失点でノックアウトされた好敵手シャーザーを思いやった。また、敬愛する吉井理人氏のロッテ新監督就任に「吉井さんを選んだロッテを好きになりました」と喜びを表すなど、寝起きの声で時に笑いを交えて、多岐に渡る愛聴者からの質問に淀みなく答えていた。
チームは今夜の試合に勝てば、宿敵ドジャース相手の地区シリーズ進出が決まる。ダルビッシュは三塁側の自軍ベンチから戦況を見守る。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)