150キロ超えて感じた変化「8割でファウルに」 関学大のドラフト候補が憧れた阪神右腕
「捉えられない」最速152キロの直球が魅力の2022年ドラフト候補右腕
ドラフト会議まで残り1週間。2021年広島ドラフト1位の黒原拓未投手を輩出した関学大からは今年、エース・西隼人投手が名乗りを上げた。「こだわってきた」と話す自慢のストレートは、福岡大大濠高での自己最速から10キロ以上アップし、最速で152キロを計測。力みのないしなやかなフォームから、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップと、勝負球の直球を操る本格派右腕だ。
自身のアピールポイントを「強さと速さには自信をもっていいのかなと思う」と語る。バッテリーを組む佐藤海都主将も「出力が高く、キレがある。ただ速いだけでなく、なかなか捉えられない真っすぐです」と、右腕を評価する。
大学2年生の時から肉体改造に取り組み、関西大学野球界を代表する選手へ成長した。「入学時から(球速)150キロへの想いが強かったんですけど、1年間で1キロしか上がらなかったんです。この成長スピードじゃ、4年生になっても150キロは投げられないと感じたんです」。
得意のランメニューに加え、「それまで全くしてこなかった」というウエートトレーニングを開始。身長177センチの身体は、体重は76キロから84キロまで増量した。