燕・高津監督「宗が素晴らしい当たりを…」 村上宗隆の“大爆笑”ボテボテ逆転打を絶賛
ヤクルトは2年連続日本一目指す、野村克也監督も成し遂げられなかった偉業へ
■ヤクルト 6ー3 阪神(CSファイナル・14日・神宮)
ヤクルトは14日、阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦を戦い、6-3で逆転勝利。3連勝で2年連続で日本シリーズ進出を決めた。高津臣吾監督は7回の村上が気迫のヘッドスライディングで呼び込んだボテボテ“3点打”について「宗が素晴らしい当たりを……。持っている男ですね。ナイスバッティングだったと思います」とチームに貢献する一打を笑みを浮かべながら、絶賛した。
勝利を呼び込んだのは1点差に迫った7回。2死満塁で打席に立った村上宗隆内野手のバットだった。本塁打でも、痛烈な打球でもない。阪神・浜地に対して、ボテボテの投ゴロを放ったが、4番は懸命に一塁へ走り、気迫のヘッドスライディング。打球を処理した浜地の一塁へのトスが大きくそれ、ボールはファウルゾーンへ。その間に一気に3人が生還した。
一塁ベース上でしゃがむ村上も、ベンチで喜ぶ高津監督も笑顔。優勝インタビューで「宗だけじゃなく、チーム一丸となってあのイニングは得点できた。(村上は)素晴らしいヘッドスライディングだった」と称えた。
22日からは日本シリーズが待つ。2年連続日本一という故・野村克也監督も成し遂げなかった偉業に向け、高津監督は「初の連続日本一を目指して頑張ります。せっかくつかんだチャンスなので、絶対につかみとりたい。ファンの皆さん、一緒につかみとりましょう」と話し、インタビューを締めた。
(Full-Count編集部)