大谷翔平がWBC守護神なら? NPBで自己最速165キロ、世界一奪回へ最強ピースに
NPB時代2016年CSファイナルで初セーブ「短期決戦なので」
エンゼルスの大谷翔平投手は18日、メジャー5年目のシーズンを終え、羽田空港着の航空機で帰国した。空港内で行われた会見には報道陣25社52人が集結。来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場には「前向きには捉えています」と語り、守護神での起用についても「短期決戦なので、先発がどうのとか、そういうところにこだわりはない」と自らGOサインを出した。
メジャーでの63登板は全て先発。NPB時代のリリーフ登板では2016年、ソフトバンクとのCSファイナル第5戦が記憶に新しい。日本人最速で自己最速165キロを出して自身初のセーブをマーク。日本シリーズ進出へ導いた。「最後のポストシーズンでそうなるのとは訳が違う。時期的なものも含めて、ある程度、想定通りのことでなければ、難しいかなと思います」。栗山英樹監督から打診されれば、クローザー・大谷が見ることができそうだ。
レギュラーシーズンから約1か月ほど早い真剣勝負。先発なら例年より投手調整が求められるが、リリーフではその必要もないという。「もし先発で投げるのであれば、60、70球を投げるように仕上げないといけない。先発でなくていいというのであれば(調整を)早める必要もない」。先発、抑えなど具体的な起用法については栗山監督ら首脳陣との話し合いで決まることとなるが、クローザー・大谷翔平となれば……。東京ドーム、マイアミの地がドッと盛り上がり、相手チームに絶望感を与えるのは間違いない。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)