大谷翔平は「よく喋り、楽しそう」 同僚だけに見せる二刀流の“超カッコいい”素顔
風船ガムをバレないように他の選手の帽子に置くのがブームに「ショウヘイは気付いていた」
時には悪ふざけにも乗っかる。シーズン終盤、エンゼルスでは膨らませた風船ガムをバレないように他の選手の帽子に置くのが、ちょっとしたブームとなった。主犯は今夏にブレーブスから移籍してきた26歳左腕タッカー・デビッドソン。9月30日(日本時間10月1日)の本拠地・レンジャーズ戦の試合中にはグリフィン・キャニングの頭に乗せたが、大谷も“共犯”だったようだ。
「ショウヘイは僕の方を見て気が付いていたので、『静かに』って合図を送ったんだ。そうしたら、彼も笑い始めて。その後にジョー・アデルがホームランを打った。全員の注目がアデルに向かっていたんだ。このガムの件がオオタニとの一番の思い出だね」
「信じられない才能の持ち主だが、クラブハウスでは最高なヤツだよ。よく喋り、いつも楽しそうにしている。周りにいると楽しくなるんだ。(あらゆる面で)世界的な才能の持ち主だね」
今オフの関心事だった来季年俸は球団との調停を回避し、1年3000万ドル(約44億7000万円)で合意。トラウトとアンソニー・レンドンに次ぐ高額年俸選手となり、名実ともにチームリーダーとしての役割が期待される。
さらに来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」でも選出されれば、当然チームリーダーとなるだろう。来季はプロ11年目。リーダーとして、どんな姿を見せてくれるのか興味は尽きない。
○著者プロフィール
小谷真弥(こたに・まさや)1983年、大阪・大阪狭山市生まれ。埼玉・東松山市育ち。明大明治高、明大野球部を経て2006年報知新聞社に入社。地方部(富山・石川)を経て2009年に運動第一部(野球部)へ異動。2009年ロッテ、2010、11年横浜、2012年から巨人、2015年から日本ハム、2017年からメジャー担当。2019年2月からFull-Count編集部に所属。