日本ハム3位はメッツ傘下3A加藤豪将! 米国生まれ28歳を“逆輸入”指名
今季プロ10年目でメジャーデビューを果たした加藤
メッツ傘下3Aの加藤豪将内野手が20日、都内で行われた「プロ野球ドラフト会議 supporeted by リポビタンD」で日本ハムから3位で指名された。メジャー経験のある日本国籍選手がドラフトで指名されるのは15年ぶり4度目。異例の“逆輸入指名”となった。
加藤は米カリフォルニア州生まれ。ランチョ・バーナード高校から2013年の米ドラフト会議でヤンキースから2巡目(全体66番目)で指名されて入団した。ヤンキースではマイナーリーグでプレーを続け、2019年には3Aで83試合に出場し、打率.279、11本塁打の成績を残した。
同年オフにFAとなり、マーリンズへ移籍。2020年オフにはパドレスへ、2021年オフにはブルージェイズへと移籍し、今季、プロ10年目にして初めてメジャーの開幕ロースター入りを果たした。4月9日(日本時間10日)のレンジャーズ戦でメジャーデビューを飾ると、そこから8試合に出場。打率.143(7打数1安打)だった。5月にDFAとなり、メッツへ移籍していた。
ドラフト会議の規約では、日本の中学、高校、大学に在籍した経験を持たない場合でも日本国籍を有する選手は新人選手として定められている。選手契約を締結するにはドラフト会議での指名を経て交渉権を獲得しなければならず、米球界でプレーの実績のある加藤を獲得するためにも、ドラフトで指名しなければならなかった。
メジャー出場した選手が日本のドラフト会議を経てNPB入りしたのは、過去にオリックスがマック鈴木(2002年2巡目)、日本ハムがマイケル中村(2004年4巡目)、多田野数人(2007年大学生・社会人1巡目)と3例あり、加藤が4人目となる。
(Full-Count編集部)