花巻東・佐々木、大阪桐蔭・前田、「朗希世代」に逸材揃い 来年は“豊作”ドラフト
即戦力も多数、中大・西舘勇陽は3年時から注目の存在
大学では“佐々木朗希世代”が4年生になる。中大の西舘勇陽投手は身長183センチの長身右腕。最速155キロを計測し、スライダー、カーブ、チェンジアップ、ナックルと多彩な変化球も魅力。今春のリーグ戦では9試合に登板し2勝2敗、リーグ2位の防御率1.91をマークした。高校は花巻東で、佐々木と同じ岩手出身。話題性もある。
東洋大・細野晴希投手は最速155キロの本格派左腕。1年秋からベンチ入りし頭角を現わすと、2年春から主戦投手として活躍。スライダー、カット、スプリットで打者を翻弄する。打者では俊足好打の遊撃手としてU18侍ジャパンにも選出された早大・熊田任洋内野手や首都大学野球リーグのスピードスター、日体大・松浦佑星内野手にも注目だ。
社会人ではENEOSの度会隆輝内野手。元ヤクルトの度会博文氏を父に持つ左の強打者。入社1年目からレギュラーを掴み、日本選手権と都市対抗の2大大会を経験。今年の都市対抗では全5試合に出場し打率.429、4本塁打11打点の大活躍でチームを9年ぶり12度目の優勝に導き、橋戸賞、打撃賞、若獅子賞を受賞した。多くの“金の卵”が顔を揃える来年は豊作ドラフトとなりそうだ。