そわそわする父に「結果を待つだけ」　高校生No.1捕手ににじみ出る“スターの素質”

打てる捕手、スターへの期待大…西谷監督も高評価

　野球技術も“ピカイチ”だ。中学時代は、京田辺ボーイズで投手と遊撃をこなし、ボーイズの世界大会に出場。大阪桐蔭入学後の高校1年の夏から捕手を始めたにもかかわらず、2年秋からは扇の要として、川原嗣貴投手（3年）、前田悠伍投手（2年）ら強力投手陣を支えた。チームを甲子園に導いた。

　3拍子揃った捕手として、西谷浩一監督も高く評価し、同級生でともにU-18に選出された伊藤櫂人内野手（3年）も「（打球は）別格でした。練習中も、松尾だけ全部ホームランみたいな」と振り返るほどの選手。守備だけでなく、打てる捕手としてプロでの活躍が期待できる。自分への自信と周りへの配慮。松尾の普段の行動や仕草からは“スターの素質”を感じざるを得ない。ファンに愛される選手になるに違いない。

（川村虎大 / Kodai Kawamura）