無風ドラフトの「ブレーク最有力」は? 佐々木朗や森下ら“前例”…生きる国際経験

楽天1位の荘司康誠、DeNA1位の松尾汐恩、巨人1位の浅野翔吾、日本ハム1位の矢澤宏太(※左から)【写真:荒川祐史】
楽天1位の荘司康誠、DeNA1位の松尾汐恩、巨人1位の浅野翔吾、日本ハム1位の矢澤宏太(※左から)【写真:荒川祐史】

今夏のU-18W杯を戦ったメンバーは計6人が指名される

「プロ野球ドラフト会議 supporeted by リポビタンD」が20日、東京都内のホテルで行われ、支配下で69人、育成で57人が指名された。9球団が“ドラ1”選手を事前公表する異例の事態で、大きな波乱は起きなかった。映えある1位指名を受けた12人のうち、野球日本代表「侍ジャパン」の経験者は実に8人。豊富な国際経験は、プロの舞台でも大いに生きてくる可能性を秘めている。

 U-18代表では、今夏の「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に出場したメンバーから1位が2人、育成を含めると計6人が指名された。浅野翔吾(高松商)は、巨人と阪神が競合。抽選の結果、巨人・原辰徳監督がくじを引き当てた。DeNAは大阪桐蔭の正捕手として、今春の選抜制覇にも貢献した松尾汐恩を1位指名。球団として高卒捕手のドラ1は、1988年の谷繁元信(江の川)以来34年ぶりとなった。

 他にも、西武は野田海人(九州国際大付)を3位で、山田陽翔(近江)を5位でそれぞれ指名。2人は日の丸をつけた戦いに続き、プロの舞台でも同じユニホームに袖を通すこととなった。巨人は育成3位で吉村優聖歩(明徳義塾)、同9位で森本哲星(市船橋)を獲得。支配下契約に向け、2人でともに汗を流すことになる。

大学代表の投手4人はともにパ・リーグでしのぎを削る

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