DeNAドラ1・松尾は“松川超え”なるか 嶺井がFA権取得…三浦監督が描く「未来図」
目標はトリプルスリー、三浦監督も「良ければどんどん使っていきます」
三浦監督も「良ければどんどん使っていきます」と断言する。DeNAの捕手は、嶺井博希が93試合出場(捕手で90試合)がチーム最多。戸柱恭孝や伊藤光らを併用した。嶺井は今季、国内FA権を取得。松尾にとってチャンスかもしれない。
もちろん、DeNAとしては“将来性”を見込んでのドラフト1位指名。一番の課題は、捕手としての経験値か。高校1年秋に捕手にコンバートされ、未だ2年。肩の強さやブロッキングに定評はあるが、プロの世界で通用するために必要なスキルはまだまだあるだろう。
松尾が思い描いているのは、走攻守3拍子揃った選手。捕手初のトリプルスリーも目指す。打撃では牧秀悟内野手を参考にしていることを明かしたが目指している捕手はなく「新しいタイプの選手になりたい」と言い切る。
育成プランや計画はこれからだが、三浦監督も「人の真似をすることよりも道を切り開いていく。目標になれる選手を目指してほしい」と“走れる捕手”育成に意欲を示す。いずれチームの正捕手に――ではなく、すぐにでもDeNAを引っ張る選手になるのではないか。周囲の想像を超えるような活躍も期待させてくれる18歳だ。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)