FA戦線は今年も低調か 阪神・岩崎ら4選手が残留表明…注目の森や近藤はどうする?
今季海外FA取得の鷹・千賀は行使を明言している
阪神は24日、岩崎優投手が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使し、残留することになったと球団公式ホームページで発表した。これで今季国内FA取得して残留を表明したのは4選手に。昨年FA権を行使して他球団へ移籍したのはソフトバンク又吉克樹投手だけだったが、今季もFA戦線は低調で終わるのか、西武・森友哉捕手、日本ハム・近藤健介外野手らの動向が注目される。
日本野球機構(NPB)によると、今FA有資格選手は国内が44人で海外が65人。その中で今季取得した選手が次々と残留を表明している。広島・野間峻祥外野手が21日、西川龍馬外野手が22日に行使せずに残留することを明かした。西武・外崎修汰内野手も22日に「ライオンズに残留することを決めました」などと球団を通じてコメントを発表した。岩崎は残留の理由について「球団をはじめファンの方々から『タイガースに残ってほしい』と言っていただいて、必要としてもらったことです」などとコメントしている。
今季国内FAを取得した24選手の中でも、その動向が注目されていた選手たちの相次ぐ“残留宣言”。昨年は国内FAの又吉、西武・岡田雅利捕手、海外FAのDeNA・大和内野手の3人が行使し、移籍を選択したのは又吉だけだったが、今年も低調に終わってしまうのだろうか。
ただ、今年の場合は注目選手が多い。今季海外FA権を取得したソフトバンク・千賀滉大投手は既に行使を明言している。他にも“打てる捕手”の森、球界屈指の打撃技術を誇る近藤、ロッテの主将・中村奨吾内野手、貴重な左腕の阪神・岩貞祐太投手らの動向にも注目が集まっている。
FA宣言する選手は、日本シリーズが終了した日の翌日から土、日、祭日を除く7日間以内に権利を行使するかどうかを表明する。彼らはどんな決断を下すだろうか。
(Full-Count編集部)