ジャッジの上限は年俸58億円まで 破天荒な交渉術をNY紙提示「合意まで部屋を出ない」
NYポスト紙・シャーマン記者が再契約交渉術を提示「合意まで部屋を出ない」
ヤンキースからFAとなるアーロン・ジャッジ外野手の去就が注目を集めている。リーグ新記録の62本塁打を放ったヒーローの残留を望むニューヨーク・ポスト紙の名物記者ジョエル・シャーマン氏は、破天荒な再契約交渉術をぶち上げた。
ジャッジについてはヤンキースをはじめ、故郷に近いジャイアンツ、メッツ、ドジャース、レッドソックスなど複数球団による大争奪戦が予想されている。12年4億2650万ドル(約635億円)のマイク・トラウトや年俸4330万ドル(約64億円)のマックス・シャーザーを超える大型契約が一部では予想される中、NYポスト紙はヤンキースの球団オーナー、ハル・スタインブレナー氏の“直接出馬”を呼びかけた。
「水入らずで会う機会を得たら、スタインブレナーはジャッジに面と向かって、『君は何よりも、今後引退するまで本気でヤンキースの一員でいたいのか?』と聞くべきだ」
「もしジャッジの答えが『イエス』なら、スタインブレナー氏は代理人を連れてこさせ、合意に至るまで部屋を出ないと伝えるべきだ」
スタインブレナー氏、ジャッジともにフロリダ州タンパ在住で、移動などの問題ない。これまでにジャッジとヤンキースは相思相愛と伝えられているが、メジャー30球団が横一線に並ぶFA市場だ。同紙は「心からこの婚姻関係を維持したいと思っているのなら、互いに別の相手と付き合い始める前にもう一度だけ機会を設ける必要があるのではないだろうか」と呼びかけた。そして、“お金の問題”でも提案した。
「ヤンキースの球団記録であるコールへの年平均3700万ドル(約54億円)よりも、そして野手の記録であるマイク・トラウトの3554万ドル(約52億円)よりも上をいく、8年2億9600万ドル(約430億円)をオファーすることで本気度を見せるべきだ。それでもジャッジが3億ドル(約436億円)、または年平均4000万ドル(約58億円)を要求してきたらそれまで。そうなったら、双方がFA市場でするべきことをすればよい」
リーグ新記録の62本塁打を放ったジャッジが生涯ヤンキースとなる契約をつかむのか、それとも……。いずれにしてもジャッジの去就が今オフ最も注目されることに間違いない。
(Full-Count編集部)