オリックスは「最高の形で神宮に挑む」 剛腕2人のベンチ外、指揮官が示した“覚悟”

宇田川、山崎颯がベンチ外「次の勝負を見据え、ある程度の覚悟はしていた」

 昨季から続くヤクルトのシリーズは1点を争う展開がほとんど。150キロを超える直球に、落差の大きなフォークを操る剛腕はベンチにとっては必要不可欠ともいえる。

 短期決戦でなりふり構わず起用する方法もあったが、「中嶋監督のなかで『今日で勝負が決まるわけじゃない』という思いがあったのでは。下手にベンチに入れると準備をさせてしまう。しかも、今日のようなゲームなら尚更。次の勝負を見据え、ある程度の覚悟はしていたのではないでしょうか」。

 本拠地での3戦を2勝1敗で勝ち越し。リリーフ陣を休ませることに成功し、4番の吉田正にも待望の一発が飛び出したことで「オリックスにとっては最高の形で敵地にいける。これで五分で戦うことができると思います」と新井氏。

 サヨナラ勝利の勢いそのまま、29日から敵地・神宮に乗り込む。昨季は目の前で逃した頂。中嶋オリックスが26年ぶりの日本一に向け突き進む。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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