引退の杉谷、帝京の先輩・石橋貴明氏の反応明かす　直接報告も「何で誕生日にお前と」

21日、石橋さん61歳の誕生日前日に会って引退報告

　日本ハムの杉谷拳士内野手が28日、札幌市の球団事務所で今季限りの現役引退を表明した。杉谷を1軍通算777試合出場という数字以上に全国区にしたのが、お正月恒例のテレビ朝日系「スポーツ王は俺だ!!」の人気コーナー「リアル野球BAN」での“活躍”だ。昨オフは新庄剛志監督の指令で出演せず。そして現役を退いた今オフも、出演より優先すべきことがあるという理由で封印する方向だ。

　杉谷は帝京高野球部の大先輩にあたる石橋貴明さんに、直接会って現役引退を伝えていた。石橋さんの61歳の誕生日前日に当たる21日に会ったことを明かし「貴明さんにも直接会って、自分はこれからこうしたいと思っていますと伝えさせていただきました。『おいっ！』って言っていました。『なんで誕生日にお前と会わないといけないんだよ』って」と驚きの反応を明かす。

　ただそこからは前向きな話に変わったそう。「『協力できることはするし、一緒にスポーツ界盛り上げようね』というお話は頂いたので。貴明さんにはこれからもお世話になりたいと思っています」と、共演の機会は今後もありそうだ。

　ただ、来年新春の「リアル野球BAN」出演については見送る可能性が高い。テレビ番組の出演オファーは相次いでいるが、年末にはかつてウインターリーグでプレーした豪州を訪ねる予定だという。「お世話になった方や、ABL（豪州ウインターリーグ）のトップに会ったりとか、いろいろな方向で話を進めたいなと思っているので。テレビ出演より、自分の言葉であいさつしたいなというのが優先になるかな」。昨オフは野球に集中するため、そして今回は自分の未来への道を築くために“自粛”となりそうだ。

（Full-Count編集部）