「吠える阿部ちゃん泣ける」 劇的弾に感情爆発、雪辱果たしたオリ右腕にファン感動
日本シリーズ第5戦は9回に吉田正が劇的なサヨナラ2ランを放ち決着
オリックスとヤクルトが死闘を繰り広げている「SMBC日本シリーズ2022」。第5戦ではオリックスの吉田正尚外野手が9回にサヨナラ2ランを放ち、2勝2敗1分のタイとした。京セラドームが歓喜に沸いた劇的な一発の裏側をオリックスの球団公式YouTubeが公開。ファンが注目したのは、今シリーズで悔しさを味わった右腕が感情を爆発させた瞬間だった。
日本シリーズ第5戦は劇的な幕切れだった。1点を追う9回に相手の失策も絡んで同点に追いつくと、2死一塁から吉田正が右翼5階席へ特大のサヨナラ2ランを放って試合を決めた。本人、ベンチも打った瞬間にサヨナラ弾を確信して、大盛り上がりとなった。
この様子を球団公式YouTubeは「吉田正尚選手 劇的サヨナラホームラン! 大興奮の裏側」とのタイトルで動画を公開。ロッカールームでナインから祝福される吉田正など、普段は見ることができない貴重な映像ばかりだが、ファンの心を動かしたのは背番号「45」、阿部翔太投手の姿だった。
23日の第2戦(神宮)で9回に内山壮に同点3ランを浴びた阿部。勝利目前のなかで浴びた痛恨の一発に、ネット上では誹謗中傷を受けていた。それでも、この日は1点を追う6回2死二、三塁で4番手でマウンドに上がると、山田を中飛。7回も1死二、三塁のピンチを招いたが中村を遊ゴロ、サンタナを空振り三振に抑え、リベンジに成功した。
阿部はサヨナラ弾を見届けるとベンチを飛び出し、ナインと抱擁。その後も雄叫びをあげ、両手でガッツポーズを見せるなど感情を爆発させていた。これにはファンも「誰よりも喜んでいたのは…阿部投手」「吠える阿部ちゃん泣ける」「阿部ちゃんの雄叫びが全てを物語っている」と感動の声で溢れかえっていた。