守護神の誤算も「高津監督は使い続ける」　崖っぷちのヤクルト、専門家の見解は？

1点ビハインドでの登板、守護神・マクガフの起用法「あの場面で投げるのは当然」

　この試合は1点を追うなか、高津監督は9回にマクガフを投入。27日の京セラドームで行われた第5戦でも1点リードの9回に登板。自らの悪送球で同点に追いつかれ、最後は吉田正にサヨナラ2ランを浴びていた。不安の残っていた守護神の起用法に野口氏は「あの場面で投げるのは当然だと思います」と、問題ないことを強調した。

　ヤクルトとしては1点差のまま9回の攻撃は山田、村上、オスナの中軸に賭ける場面だった。だが、2戦連続で自らの悪送球でピンチを広げる最悪の結果に。チームを支えてきた守護神に起きた“悪夢”に野口氏は「イップスでもショートスローが苦手なわけでもない。慌てず普通に投げればアウトですが、丁寧さが足りないだけ。外国人にはありがちなこと」と、説明する。

　接戦が続く今シリーズ。このまま第7戦にも影響はあるのか。野口氏は「完璧に打たれたのは吉田正ぐらい。直球の走りが少し悪いが、どうしようもない状態じゃない。高津監督もメンタルのケアをして、シーズン通り、このまま起用していくと思います」と、守護神の変更はなしと見ている。