FA宣言期間がスタート 昨年は3人行使→1人が移籍…西武森、日本ハム近藤らの行方は
西武・外崎、広島・西川らはすでに残留を表明
「SMBC日本シリーズ2022」は30日、神宮球場で第7戦が行われ、オリックスが5-4でヤクルトに勝利し、26年ぶりの日本一を達成した。ポストシーズンを終え、31日からはFA権の行使期間がスタートする。西武・森友哉捕手、日本ハム・近藤健介外野手らの動向に注目が集まる。
有資格選手は31日から土、日、祭日を除く7日間以内に、FAの権利を行使するかどうかを表明する。昨年は国内FA権を取得した中日・又吉克樹投手、西武・岡田雅利捕手、海外FAのDeNA・大和内野手の3人が行使し、移籍を選択したのは又吉だけで、ソフトバンクに加入した。
日本野球機構(NPB)によると、今年の有資格選手は国内FAが44人で海外FAが65人。広島の野間峻祥外野手と西川龍馬外野手はともに行使せず残留を表明。西武・外崎修汰内野手も22日に「ライオンズに残留することを決めました」とコメントを発表した。阪神・岩崎優投手も「球団をはじめファンの方々から『タイガースに残ってほしい』と言っていただいて、必要としてもらったことです」とコメントし、残留の意向を示している。
まだ決断を明らかにしていない選手では、2019年に首位打者に輝いた西武の森や、日本ハムの近藤、ロッテの中村奨吾内野手、田村龍弘捕手、阪神・岩貞祐太投手、西勇輝投手らの名前が挙がる。海外FA権では、ソフトバンク・千賀滉大投手がすでに行使を明言。メジャー挑戦へ、獲得球団を探していく期間となる。
昨季は移籍したのは1人だけと、低調だったFA戦線。今オフは、どんな動きを見せるだろうか。
(Full-Count編集部)