鷹・藤本監督「バント病、左右病ってSNSに書かれてる」 求める1、2番の出塁率アップ
「1番、2番の出塁率が低いから、バントで行って1点先に取ろうとなる」
ソフトバンクは31日、本拠地PayPayドームで秋季練習を行った。練習を見守った藤本博史監督は周東佑京内野手の1番起用を理想に掲げた上で「周東が出塁率が高ければ、1番がベストだと思う。そこの出塁率が高くなってくれたら、俺のバント病も減るよ」と自虐を交えて語った。
今季リーグで2番目に多い110個の犠打を行っていたソフトバンク。藤本監督はバントを多用した理由について「1番が出塁率高くて周東が塁に出とったら、バントする必要ないですよね。周東が2番に入っていてもバントする必要ない。1番、2番の出塁率が高かったらね。やっぱり低いから、チャンスが少ないから、バントで行って、1点先に取ろうとなる」と説明した。
主に1、2番を打った三森大貴内野手は打率.257で出塁率は.309、周東は打率.267で出塁率は.324と上位打線としては物足りない数字だったのは間違いない。現役時代には最高で.379、通算でも.337の出塁率を記録していた指揮官は「俺でもこの足で通算.337の出塁率あるんやで。それより低かったら、周東の足があって3割2分って低すぎる」と出塁率アップを求めた。
1、2番の出塁率がアップすれば、今季のように序盤からバントを試みる機会は減るよう。「出塁率が高いんだったら、そのまま打たせても、ゲッツーがないんだから、という形になる。そこの出塁率が高くなってくれたら、俺のバント病も減るよ。バント病、左右病やってSNS見たら書かれているやん」と、SNS上の声に反応しつつ、来季への展望を語っていた。
(Full-Count編集部)