ファンからの“脅迫”でジャッジがヤンキースを去る? 米メディアが推測した「決意」
夏場から止まらなくなったヤンキースファンのブーイング
今季ア・リーグ新記録のシーズン62本塁打を記録したヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手はオフにFAとなる。移籍先としてさまざまな球団の名前が挙がっているが、もしヤンキースを去ることになるのなら、そこで問題となるのは契約金額だけではないという。地元メディア「NJ.com」が指摘した大問題は、チームとファンとの関係悪化だ。
記事は「もし、ジャッジがヤンキースを去るのであれば、それは、単にお金の問題ではないだろう。また、残念な結果となった10月のこと(プレーオフ)も関係ないだろう。ジャッジは、負けることが大嫌いだ。しかし、ここではもっと深刻なことが起こっているのだ」と指摘している。何かといえば、ファンとの関係が悪化しているのが問題だというのだ。
記事は「ヤンキースとファンの関係は、プレーオフの間に急速に悪化したが、ブーイングはそれ以前から、夏頃から始まっていた」と指摘する。ヤンキースは今季、勝率.611でア・リーグ東地区を制したものの、夏場以降は勝率をどんどん落としていた。7月末の勝率は.645もあった。
記事は「シーズンが終了する頃には、選手だけでなくフロントまでもが『チケット購入者たちは、どっちの味方なのだろうか』と思うほどになっていた」と指摘した。
ただ、本塁打記録に挑んでいたジャッジは、ファンの怒りを逃れていたという。それでも「ジャッジがこの関係悪化に困惑していないとは言えない」と記事は指摘。ジャッジは特定のチームメートの扱われ方に困惑していたとの声もあるという。