大谷翔平を「57%」のファンが支持 ジャッジとのMVP争い、1.1万人に独自アンケート
ファン投票を実施、57.1%のファンが大谷、42.9%がジャッジを支持した
15勝&34本塁打と前人未踏の記録を残したエンゼルスの大谷翔平投手と、リーグ新の62本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のア・リーグMVP争い。「Full-Count」編集部では、ツイッターでどちらが選ばれるかのアンケートを実施した。1万1780票の回答が集まり、57.1%のファンが大谷、42.9%がジャッジを支持する結果となった。
アンケートでは投票結果とともに、両者を支持する理由も届いた。特に多かったのは、大谷のMLB史上初となる「ダブル規定到達」が、ジャッジのア・リーグ新記録となる「62本塁打」よりも、歴史的な希少性が高いのではないかという意見だ。「62本以上は過去にもいる。大谷の記録は前人未到」「過去に例を見ない成績を残した大谷と過去に例があるジャッジ」といった声が寄せられた。
一方、ジャッジを支持する意見に多かったのは「WAR」での比較と「話題性」だった。「選手の価値を総合的に表す指標」として知られるWAR(Wins Above Replacement)では、米データサイト「ベースボール・リファレンス」の算出によると、ジャッジの「10.6」が大谷の「9.6」を上回っている。また「一番話題になった選手に贈られるべき賞だと思う」と、全米を熱狂させたジャッジがふさわしいとする声もあった。
大谷の二刀流と、ジャッジの打撃+守備という、数字だけでは単純に比較できない争いに困惑するファンも多かった。「正直比べようがない」「どちらがMVPでも誰も文句は言わないと思う」と、両者にMVPという意見まで飛び出した。過去に複数の選手がMVPを受賞したのは、1979年ナ・リーグのキース・ヘルナンデス(カージナルス)とウィリー・スタージェル(パイレーツ)が同ポイントで並んだ1度だけ。実際の記者による投票が、どのような結果になるのか注目だ。