DeNA宮國、100万円増も防御率8点台「納得していない」 直訴し豪州武者修行へ
球団は「ポジションにこだわらず仕事をしてくれた」
DeNAの宮國椋丞投手は2日、横浜スタジアムで契約更改交渉に臨み、100万円増の来季年俸940万円でサインした(金額は推定)。今季は中継ぎで17試合に登板し、0勝0敗2ホールド、防御率8.71だった。来季プロ13年目を迎える30歳は、今月から12月末までオーストラリアのウインターリーグに参戦して腕を磨く。
「(球団からは)『ポジションにこだわらず仕事をしてくれた』と言っていただきましたが、自分としては結果に納得していない。ビハインドの展開で流れを止められないことがあった。来季も契約していただけるので、チームが求めるポジションで全力を尽くすだけです」と語った。
2020年限りで巨人を自由契約となったが、昨年育成選手としてDeNA入りし、8月に支配下登録を勝ち取っていた。ウインターリーグへは20代の若手が派遣されることが多いが、宮國は自ら参加を直訴。「全体的なレベルアップを目指す。特に真っすぐの質を、実戦とトレーニングを重ねながら上げていきたい」と話した。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)