松坂大輔氏「1年間体を作る」 継続参加を熱望「参加することがモチベーション」
遊撃の守備に「背中を見て不思議な感じ…嬉しかった」
マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターとして活動するイチロー氏率いるチーム「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」が3日、「高校野球女子選抜」とエキシビションマッチを行った。「4番・遊撃」で出場した松坂大輔氏は4打数3安打1打点の活躍。イチロー氏から渡された“初安打”のボールを「家に飾らせていただきます」と話し、「参加することがモチベーションの一つになる。この試合のために1年間体を作って臨みたい」と来年以降の出場に意欲を示した。
打っては3安打。守備でも遊撃手としてそつなくプレー。2009年WBC以来13年ぶりのイチロー氏との共闘。「(イチロー氏の)背中を見て不思議な感じでしたが、嬉しかったです。僕が西武の時は松井稼頭央さん(現西武監督)が守ってくれたんですけど、守っていることでイチローさんに安心感を与えたいと思って守っていました」と語る。
初めて「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」のユニホームでプレーした松坂氏。初回に放った初安打(一塁内野安打)のボールは、イチロー氏から手渡された。2年目の2000年に放ったプロ初安打、甲子園で記録したプロ初本塁打、レッドソックス時代にマークしたワールドシリーズでの初安打など、打撃に関するメモリアルボールは持っていないそうで「ボストンの家に飾らせてもらいます」と語った。
ひたむきな女子高生との試合。その情熱に胸を打たれたようだ。「この試合にかける情熱、みなさんの熱量……それに全力で応えたいと思いました。参加することが自分のモチベーションの一つになる。この試合のために1年間体を作って臨みたいです」と来年以降の出場も熱望していた。
(Full-Count編集部)