「目標となる取り組みでありたい」 イチロー氏が熱弁、高校女子選抜戦を開催する意義

試合後に観客の声援に応じるイチロー氏【写真:荒川祐史】
試合後に観客の声援に応じるイチロー氏【写真:荒川祐史】

9回131球を投げ2安打1失点14K「真剣勝負で充実感があります」

 マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターとして活動するイチロー氏率いるチーム「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」が3日、「高校野球女子選抜」とエキシビションマッチを行った。「9番・投手」で先発したイチロー氏は、9回131球を2安打1失点14奪三振で完投勝利。試合後は「何より大事なことは、女子高生たちにとって、このゲームが目標となるような、そういう取り組みでありたいと」などと2年連続で開催した意義を熱く語った。

 昨年の神戸に続き、今年は東京ドームでの開催となった。多くのファンも詰めかけ、イチロー氏は「今日のこのゲームは、この会場にいる全ての方がつくり上げてくれたものだと思います。ブラスバンドの応援、ファンの皆さま、『KOBE CHIBEN』の仲間、女子高生たち、みんなが凄くいい空気の中で野球ができて、でも真剣勝負で、何ともいえない充実感があります」と満足げだった。

「何より大事なことは、女子高生たち、3年生たちにとって、このゲームが目標となるような、そういう取り組みでありたいと思っているので、会場にいらしてくれることが、それを支えることになるので、僕たちも頑張ります。(松坂)大輔も頑張ります」

 イチロー氏は最速134キロで9回2安打1失点と2年連続で完投勝利。打撃は4打数無安打で、3打数無安打だった昨年に続きまたしても快音は響かなかった。それでも「どこまでいけるか、自分がアスリートとしていけるか分からないですけど、僕はこれで限界に挑戦したいと思っているので、ぜひこの取り組みを応援してくれたらうれしいですね」と呼びかけた。

(Full-Count編集部)

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