ドラ1のトレード相手は尻すぼみ、配置転換で“変身”の右腕…日本一オリの補強を検証

オリックス・石岡諒太【写真:橋本健吾】
オリックス・石岡諒太【写真:橋本健吾】

ワゲスパック、ビドルは配置転換で活路を見い出す

 オリックスは今季、終盤に熾烈な首位争いを制しパ・リーグ連覇。日本シリーズではヤクルト相手に昨年のリベンジを果たし26年ぶりの日本一を達成した。リーグ2位のチーム防御率2.84、打率.246をマークしたが、89本塁打はリーグワーストを記録。昨オフや今季途中に補強した選手の結果はどうだったのか。ここでは“答え合わせ”をしてみる。

 投手ではジェイコブ・ワゲスパック投手、ジェシー・ビドル投手を補強した。ワゲスパックは4月29日の西武戦で来日初登板初先発し、5回3安打無失点の好投も勝敗付かず。その後は6試合で先発も1勝4敗と結果を残せず、リリーフに配置転換されると覚醒した。32試合に登板し2勝6敗7ホールド、5セーブ、防御率2.97をマーク。日本シリーズでは守護神として活躍した。

 ビドルは3、4月に14登板で9ホールドを記録するなどリリーフ陣の一角として活躍、5月は調子を落とし、打ち込まれると8月には先発に配置転換。同14日のソフトバンク戦では5回無失点の好投で先発勝利を飾った。シーズンでは35試合の登板で4勝5敗13ホールド、防御率4.02とまずまずの結果を残した。

 昨年はメキシカンリーグで最優秀投手のタイトルを獲得し、今年の春季キャンプをテスト生で参加した元日本ハムの中村勝投手。NPB復帰を果たし2軍で4勝4敗、防御率3.15の成績を残し7月には育成から支配下契約を勝ち取った。だが、1軍では3試合に登板し0勝1敗、防御率8.53に終わりオフに戦力外となった。

助っ人野手は総崩れ、トレード加入の石岡は好スタートも…

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