鷹ドラ2は完投、楽天ドラ2は10K快投…プロに羽ばたく前に見せた“置き土産”

ソフトバンクから2位指名された日本製鉄鹿島・大津亮介【写真:PLM】
ソフトバンクから2位指名された日本製鉄鹿島・大津亮介【写真:PLM】

社会人野球日本選手権大会が10月30日に開幕、決勝は11月9日

 10月30日に開幕した「第47回 社会人野球日本選手権大会」。都市対抗野球大会と並ぶ社会人野球の2大大会で、全32チームが頂点を目指してトーナメントを戦う。ドラフト会議で指名を受けた選手たちにとっては、チームに“置き土産”をしたい重要な大会となる。

 開幕戦の第1試合に先発したのは、ソフトバンクから2位指名された大津亮介投手(日本製鉄鹿島)。前日会見で「最後の公式戦なので全力で投げたい」と語った通り、9回4安打7奪三振2失点(自責点1)の力投。チームは敗れたが、存在感は際立った。大津は、ソフトバンクでは東浜巨投手に似たタイプだと自らを分析。球団スカウトもカーブ、チェンジアップのレベルが高いと評価しており、先発・リリーフ問わず活躍が期待されている。

 楽天のドラフト2位・小孫竜二投手(鷺宮製作所)は、11月1日の第3試合、NTT西日本を相手に先発。5回に先制を許したものの、8回5安打1失点、10奪三振と強みである奪三振能力を遺憾なく発揮した。チームは先制された直後に一挙4点を奪って逆転し、5-1で勝利した。

 3連覇を目指す大阪ガスと東京ガスによる“ガス対決”は10月31日に行われ、東京ガスに軍配が上がった。両チームのエースで、広島5位の河野佳投手(大阪ガス)と同3位の益田武尚投手(東京ガス)はリリーフ登板。それぞれ3回1/3を1失点(自責点1)、1回1失点の内容だった。

 決勝は11月9日の18時から行われる。プロに羽ばたく選手だけでなく、来年以降にドラフト候補になる“予備軍”たちのプレーから目が離せない。

(「パ・リーグ インサイト」丹羽海凪)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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