大谷翔平&トラウト効果で4000億円超で売却も? エ軍は低迷でも「活発な入札になる」

エンゼルス・大谷翔平(右)とマイク・トラウト【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(右)とマイク・トラウト【写真:Getty Images】

約4400億円超の落札実現なら北米プロスポーツ史上最高額に

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは、アート・モレノオーナーが球団売却を検討していることを8月に発表した。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」はメジャーリーグ機構(MLB)のコミッショナー、ロブ・マンフレッド氏が「活発な入札になる」と予想していることを報じた。

 モレノ氏は2003年に1億8000万ドル(約266億5500万円)で球団を購入したが、売却額は30億ドル(約4442億4450万円)を超えるだろうと複数の報道がある。これが実現すれば、北米プロスポーツ史上最高額となる。

 エンゼルスは近年成績が低迷。8年連続でポストシーズン進出を逃している。それなのに高額な売却額となるのはなぜだろうか。同誌は「エンゼルスはショウヘイ・オオタニとマイク・トラウトという、世界レベルの才能ある選手がチームを引っ張っている。モレノ氏からすれば、この2人だけでも新オーナー候補の関心を大いに集めることができる。コミッショナーはエンゼルスの売却先候補が多数になる予想している」と分析した。

 マンフレッド氏は「ロースターには、球界屈指の選手が2人いる。活発な入札が行われるだろう」と述べた。さらに本拠地のあるオレンジカウンティという土地もプラスに働くとみられる。「(現在他チーム所属の)選手達がエンゼルスでのプレー、そして自分たちの出身地に戻ることを希望すると主張する」というように、カージナルスのノーラン・アレナド、ガーディアンズのシェーン・ビーバー、ヤンキースのゲリット・コール、ブルージェイズのマット・チャップマンらオレンジカウンティの高校を出身した選手は多い。

「(エンゼルスは)大きな市場のチームだ。オレンジカウンティはとても魅力的だろう? 多くの選手の出身地で、戻りたいと思う場所だ」とマンフレッド氏は言う。同誌が「ファンは2人の最高な選手を見ることはできたが、失望させられっぱなし。2人を見るためだけでもファンは球場に足を運ぶが、新オーナーが勝者のメンタルをチームにもたらすことに期待したい」としているように、ファンは来季こそ躍進を祈っている。

(Full-Count編集部)

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